賃貸契約の初期費用
札幌市中央区を中心に投資不動産を扱っていますキタデンの石山です。札幌市中央区のオーナー様より、入居付けの際に受領する初期費用について相談を受けましたのでご紹介します。初期費用には借主ではなく、仲介業者に請求する「事務手数料」があります。これは主に広告料が設定されている物件において、管理会社が仲介業者へ請求するものです。仲介業者は法定の報酬以外に金銭を受領することができないのは周知のとおりです。しかし、今回オーナー様から聞いたのは、市内の大手仲介業者が管理会社へ支払う事務手数料の原資にするため、報酬以外に事務手数料を借主から徴収しようとしていたそうです。不審に思った借主が別の仲介業者へ相談したことから発覚しました。
私も実際に、仲介業者が本来オーナーや管理会社が請求していない費用を、借主へ請求している場面を何度か見かけました。注意したり、その仲介業者の入居付けを断ったこともあります。共通しているのは、全国にフランチャイズ展開している大手不動産チェーンの店舗ということでした。7年前に札幌市豊平区で起きた仲介店舗での爆発事故では、消臭スプレーの大量廃棄によって充満したガスが、給湯器に引火したことが原因でした。借主と消臭サービスの契約を締結したにもかかわらず、仲介業者が消臭を実施しなかったことで処分に困り、事故を引き起こしました。私が不正を見かけた大手不動産チェーンでした。
借主は物件に入居申込をする際に費用明細を提示されますが、各項目が適正かどうかは判断できません。また、オーナーは請求した金額の入金や書類提出があれば安心するため気づきません。契約時の必要書類には、仲介業者が作成した重要事項説明書の写しを請求することもあります。そちらを確認することでようやく分かります。問題なのは費用明細の金額が膨らんでも、借主は、オーナーが請求しているものと誤認することです。契約金額が高過ぎると、お部屋は気に入っても不満が残ります。入居後や退去時の精算でトラブルになる場合もあります。仲介業者が過大な請求をしていないかチェックすることは必要な作業になります。