令和5年分路線価公表
札幌市中央区を中心に投資不動産を扱っていますキタデンの石山です。今月3日路線価が公表され、全国の調査地点の平均は2年連続で上昇し、上げ幅も大きくなるなど新型コロナの影響からの回復傾向が鮮明となりました。都道府県別の平均では25の都道府県で去年を上回り、北海道は6.8%と上昇率2年連続全国最高となりました。路線価は1月1日時点で国税庁が算定した全国の主な道路に面した土地の1平方メートルあたりの評価額で、相続税や贈与税を計算する基準となります。
北海道の上昇の背景には、札幌市中心部で北海道新幹線延伸を見据えたマンションやオフィスの需要が高まっているほか、商業施設が次々と建設されるなど、再開発を背景に不動産市場が好調な動きを見せていることに加えて、札幌市の郊外や周辺自治体でも住宅を購入する動きがあるということです。札幌圏での値上がりが道内全体の平均価格を押し上げています。
実務においても、直近で札幌市の隣町石狩市の売地を取引しました。価格が札幌市内より手頃なことから周辺の取引も旺盛です。路線価は査定業務で日々チェックをしますが、ここ数年上昇を続けているのが分かります。