弊社の物件購入
札幌市中央区を中心に収益物件を扱っていますキタデンの石山です。ケガの療養のためしばらくお休みをしていましたがブログを再開します。今回は、今年度に弊社で購入した物件のお話をさせていただきます。購入については、取引業者さんからいただいた水面下の物件(市場に出回っていない物件)を検討する場合と、流通物件(市場に出回っている物件)で検討する場合があります。今回は後者でした。
販売にやや苦戦しているようでしたが、価格は妥当な設定で、地下鉄駅徒歩5分、築14年と成約が困難な物件には見えませんでした。資料を確認すると分かったのが「道路付け(敷地と前面道路の位置関係)」が厄介なことでした。接道用件は満たしていますが私道に面し、延長距離が長く、なおかつ私道の突き当たりに面しているのが当該物件でした。元付の不動産会社様から説明を受けたリスクとしては、給排水管等の工事の際、私道所有者の人数が多く承諾を取り付けにくいということでした。こういった物件は一般的に売却しにくいため、慎重に検討をしました。
リスクについては、すぐに上下水道局の窓口に走り、解決策を相談しました。あわせて建築時にどう解決したかも確認しました。弊社の所在する札幌のような雪国では、積雪時のことを必ず想定します。当該物件で良かったのは駐車場が無いことです。入居者様の車両の駐車、通行が無いことで除排雪の支出がありません。また、売却時に苦戦することも考えて価格交渉をさせていただきました。売主様のご理解と仲介してくれた不動産会社様のご尽力で割安に購入ができました。一見扱いにくい物件に思えても、リスクの解決策を見出すことができればお得な物件になります。購入した物件は高稼働で現在に至っています。